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Slackで昼休憩のアナウンス

Satoshi Okawara
公開: 2024.04.22  更新: 2024.04.22
Slackワークフローの活用例をご紹介します。

はじめに

皆さんこんにちは、インフラ担当の大河原です。

チャットツールのSlack、便利ですね。もう無い環境には戻れないです。
あなたのチームでSlackのワークフローはお使いですか?

弊社ではコロナ禍が始まったころから使い始め、当時こんな記事を投稿しました。

あのとき、もう一つ簡単なワークフローを作っていたので今さらながらですがご紹介します。

昼休み始まりのアナウンスと、メンバーごとの昼休憩開始・終了の周知をワークフローにしました。
とても簡単な設定なので、まだワークフローを触ってなければ是非お試しください。

ワークフローは2つ用意します。

  • 昼休みの案内(定刻で自動実行)
  • 昼休憩の取得宣言(リアクションで実行)

ここでは操作手順の説明は省いて、レシピとして作成済みのワークフロー画面でお見せします。
ワークフローを作成する手順の詳細はSlackのヘルプを確認してください。

slack help center:ワークフローを作成する

ワークフロー:昼休みの案内

まず始めに「正午になったらお昼休みの案内する」ワークフローを作りましょう。

ワークフロービルダーのテンプレートから「日時を設定してメッセージを送信する」を選び、実行させたいスケジュールを指定します。送信先のチャンネル名を選択し、メッセージには昼休憩のアナウンス文を書き入れます。

ポイントはメッセージに「🍱リアクションで休憩開始」という一文を加えることです。

レシピとしてはこんな感じになっています。

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このワークフローが動き始めると正午になったときに次のようなメッセージが流れます。

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ワークフロー:昼休憩の取得宣言

次に、「リアクションで昼休憩の取得宣言」ワークフローを作ります。

ワークフロービルダーのテンプレートから「絵文字リアクション通知」を選び、送信先として「リアクションされたメッセージがあるチャンネル」を指定します。メッセージには昼休憩を取る旨を書き入れます。

実際のレシピはこんな感じ。リアクションの絵文字はお昼休みが連想できそうな🍱(弁当の絵文字)にしています。

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ポイントは「メッセージにリアクションしたユーザー」を加えることと、「ボタンを含める」を有効化して、戻ったときにボタンを押せるようにすることです。

「メッセージにリアクションしたユーザー」を2つあるのは、ひとつは@メンション、もうひとつは氏名を表示するためです。

お昼休みの案内メッセージに対して、🍱(弁当の絵文字)でリアクションすると次のようなメッセージが流れます。

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これで昼休憩の開始を「リアクションする→絵文字を選択」の2クリックでメンバーに伝えることができます。(2人目からは1クリックで!)

昼休憩が終わったあとは自分の名前が入っているメッセージの「ただいま戻りました!」ボタンを押します。ボタンが押されると「ただいま戻りました!」がメッセージに変わって休憩が済んだことが分かるようになります。

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操作も簡単で必要最小限の機能が実現できています。シンプル イズ ベスト。

さて、ここで一つの疑問が湧きませんか?
「これって戻った時に自分宛て以外のメッセージにあるボタンを押してしまうのでは…??」

ご想像のとおり間違えて押してしまうことはあります。
しかしながら、ボタンを押したあとのメッセージには押した人のメンション名が入るようにしており、誰が押したか分かるので機能としては事足ります。
(間違えられた人は間違えた人のメッセージにあるボタンを押せば問題なし)

とてもシンプルなワークフローの例ですがけっこう有用で個人的には気に入っています。
人数が多い大きな組織だとメッセージが大量になってしまい運用には適さないかもしれませんが、我々のような小さなチームではありがたく使えています。

皆さんもぜひSlackのワークフローを使ってみてください。